素朴な疑問

神戸の大学院生が警察の不作為で殺された事件。
別にこの事件じゃなくてもそうなんだけど、国とかが裁判で負けて、賠償責任を負う度に疑問に思う。


例えば、国が賠償責任を負った場合、それは当然国民の税金で賄われるわけです。
それはつまり、賠償責任を負うのは私を含めた国民でり、即ち私を含む国民が悪いということなのでしょうか。


私は国の構成員だから、国が正しく行動するよう監視する義務がある。
その義務を怠ったという意味で、確かに賠償を負担する義務はあるんだろう。


人事院勧告は国だの自治体だのの財政と無関係だという話がある。
怪しい。
それはつまり、正に正しく公務を執行すべきだった人と、
それを監視すべきだった人とで、賠償に対する責任に差が無いということで、
即ちその違法行為そのものに対する責任にも差が無いということか。


一般の企業と対比するとどうか。
企業で公務員と市民の関係に該当する地位は何か。
難しくて分からない。


分からないけど、少なくともその団体の構成員であるかないに選択の自由があるわけで、
国だとかの場合とは違う。
怪しい。


怪しい。
国だとかが犯した罪は、それに対する罰を負うべき人が本当に罰を受けているのか。


怪しい。
つまり、こういう問題が難しくて分からないということ自体が私の罪だから、
黙って賠償を担えってことなのか。


あぁ無理、もう何も考えられない。
何も考えられないのに、眠くはならないし。
駄目だぁ。