で、何で音質の改善が見られないのか
原型: www.geocities.jp/io_oj/original.png
線形: www.geocities.jp/io_oj/linear.png
スプライン: www.geocities.jp/io_oj/spline.png
(やっぱgeoは他からのリンクだと表示されないっぽい。不便だ)

「原型」というのはちょっと低めのサンプリングレートで採取した音の一部です。
人間が聞く音質と波形の関係は分かりませんが、
それでも見た目上は波形をよく表していて、
十分なサンプリングレートを保持しているように見えます。


この原型のデータを更に半分間引いたものを補間で元のデータ数に戻したのが「線形」と「スプライン」です。


スプラインで補間した方はピーク付近等、線形補間では厳しい領域で元のデータに近いように見受けられます。
実際に誤差を計算したりしてみると、平均2乗で2倍程度誤差が小さくなっていたりしました。


で、この場合(因みに人間の声です)には線形よりもスプラインで補間した方が、
少なくとも数値上は優位っぽいということが分かったわけですが、
やっぱり実際に聞いてみてもよく分かりません。。。


因みに、その2倍程度の精度を出すためにどれくらいの資源が必要だったかという話ですが、
実はちゃんと図っておりません。
ちょっと試したらスプラインの方は3000倍くらいの時間が掛かるという信じがたい測定結果が出てしまったので、
真偽の程を確かめずにCでプラグインにしてしまいました。


純粋なSqueakの線形補間(某K氏作成)とプラグインのスプライン補間を比べると、
一応プラグインの方が2倍くらい速いという結果になりました。


以上、今日の半分以上の時間を費やして遊んだ結果の報告でした。
結論は、結局音が良くなったのかどうかわかんねぇー、です。